私が中学生の頃、母が家出をしました。

30年以上前の話なのですが、母が家出をしたことがあります。

当時、家庭内で父から母への暴言や暴力がひどくて、殴る・蹴る・物を投げる、などは日常茶飯事でした。

母はいつも体のどこかしらにアザを作っていましたが、平気な顔をしていました。

ある日、何が原因だったか覚えていませんが、母が父の逆鱗に触れることをしたのでしょう。

父が包丁を持ち出しました。

おそらく母を脅すだけのつもりだったと思いますが、当然ながら母は逃げました。

それから長い間、母は帰ってきませんでした。

父の暴力を日常的に見ていたので恐怖はありましたが、幸いにも子供たちには手を出さなかったので、それだけは救いでした。

でも母がいなくなり、私は悲しくて寂しくて死にそうでした。

父方の祖母と二人で母を探し回りました。

そんな中、父が母を探し回っているのを見かけました。

少しは反省していたのかもしれません。

東北の母の実家にも連絡しましたが「こっちには来ていない」ということでした(私たちは首都圏在住でした)

数週間後、結局、母は実家にいました。

「来ていない」というのは嘘だったのです。

実家に戻るまでの数日は母の勤め先の同僚の家に泊まらせてもらっていたようです。

その時は「もう離婚したい」と言っていた母ですが、後日戻ってきました。

もう父に暴力をふるわれる母を見たくなかったので、私たちも離婚は賛成でした。

でも何故か30年以上経った今でも母は父と離婚もせずに一緒にいます。

父は相変わらず母に対して優しくはなくて暴言も吐きますが、さすがにもう年老いて暴力はなくなりました。

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